1. Material Preset と TMP の関係
Material Preset は、TextMeshPro (TMP) におけるテキスト描画の スタイル設定 を管理しますが、TextMeshPro自身の設定といった役割も持っています。具体的に言うと、Material Preset では、テキストの外観(色、アウトライン、グラデーション、影など)を定義するために使用されますが、TMPの他の要素(例えば、フォントサイズや行間など)は、TextMeshPro コンポーネント内で設定されます。
- 色の管理、フォントの設定(フォントアセット、グリフなど)、文字の大きさの管理 は、主に TMPコンポーネント や FontAsset によって行われます。
- Material Preset は、そのテキストの「見た目」に関わる部分(例えば、文字のエフェクトやシェーダーによる処理、アウトライン、グラデーションなど)を定義するものです。
したがって、Material Presetは「見た目」のスタイルに特化した設定であり、フォントサイズや行間などのテキスト内容の設 定は TMPコンポーネント内 で行うものです。
2. Material Preset と MeshRenderer に同じ Material が設定されている理由
TextMeshProの動作において、Material Preset も MeshRenderer も 同じマテリアル を設定しているのは、一貫したテキストの描画設定を提供するためです。
具体的な流れは以下のようになります:
- Material Preset は、テキストの見た目を定義する設定(色、エフェクト、グラデーションなど)を持っており、これをベースに
Materialを生成します。 - この生成された
Materialを、MeshRendererのマテリアルとしてセットすることで、実際に描画時にそのスタイルが反映される仕組みです。
したがって、Material Preset はスタイルのテンプレートとして機能し、それに基づいて生成された Material が最終的に描画に使用される という流れになります。
3. Material Preset は MeshRenderer 原則同じ Material に設定
Material Presetは、TMPのスタイルを定義するためのテンプレートであり、ここで定義された設定を基に 実際のMaterialが作成されます。- この生成された
MaterialをMeshRendererに設定して、最終的に描画が行われます。
Material Preset と MeshRenderer の Material は 同じマテリアル を参照しているだけであり、重複するものではありません。Material Preset によって定義されたスタイルが、MeshRenderer に渡される Material に反映されるだけなので、この流れに問題はありません。