2_収集方法
2. 要求収集の方法を選択
要求収集のための方法は多岐にわたります。以下の方法を組み合わせると効果的です。
インタビュー
- ステークホルダーと1対1で話し、要求を詳しく聞き出します。
- 質問はオープンエンド(自由に答えられる質問)とクローズドエンド(Yes/Noで答える質問)を組み合わせて行います。
コツ:
- 「どのような問題を解決したいか」「理想的な結果は何か」といった根本的な質問を投げかけます。
- 初めに全体像を把握し、次に具体的な要求に落とし込むようにします。
アンケート
- 多くの人々から短時間で情報を収集できますが、深い対話は難しいため、主に数値や選択肢を問う場合に使用されます。
コツ:
- 使いやすい質問形式(選択肢など)で、回答者にとって負担にならないよう配慮することが大切です。
ワークショップ
- ステークホルダーを集めて、グループディスカッション形式で要求を引き出します。
- 意見をまとめ、重要な要素を整理します。
コツ:
- 参加者が意見を出しやすい環境を作り、全員が発言できるようにファシリテートします。
- マインドマップやホワイトボードなどを使用し、ビジュアル的に整理するのも効果的です。
観察
- ユーザーが実際にシステムを使っている様子を観察することで、潜在的な要求を見つけ出すことができます。
コツ:
- ユーザーが意識していない潜在的なニーズを探ることが重要です。