要"求"定義・要"件"定義

「要求定義（Requirement Definition）」は、システムやソフトウェア開発の最初のフェーズで、ステークホルダーのニーズや要望を整理し、それをシステム要件として明確に定義するプロセスのことです。

1. 要求定義（Requirement Definition） (提案工程・要求一覧)

   • ステークホルダーの要望を整理し、システムに求める機能や制約を明確にする
   • ビジネス上の目的や課題を洗い出す
   • 「何をしたいのか？」を決める
   • アウトプット例: 要求一覧、ユースケース記述、業務フロー図

2. 要件定義（Requirement Specification） (要求をどう実現するか )

   • 要求をもとに、システムで具体的にどう実現するかを定める
   • 機能要件・非機能要件を整理
   • システムの範囲・制約を明確化する
   • アウトプット例: 要件定義書、UML図（ユースケース図、シーケンス図）、ER図

実務では「要求定義書」や「要件定義書」を作成して、関係者間の認識をそろえるのが一般的です。