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Dockerの基本的な仕組みやフォルダ構成、サンプルファイルを使ったプロジェクト例を紹介します。

1. Dockerの基本的な仕組み​

Dockerは、アプリケーションをコンテナ化することで、環境依存を減らし、どこでも同じ環境で動作させることができる技術です。基本的な仕組みは以下のようになります。

  1. Dockerfile を作成し、コンテナの環境を定義する。
  2. Docker Image をビルドする（Dockerfileから作成）。
  3. Docker Container を起動する（イメージから作成）。
  4. 必要に応じて Docker Compose を使い、複数のコンテナを管理する。

2. シンプルなプロジェクト構成​

例えば、Node.js + Express を Docker で動かすプロジェクトのフォルダ構成は以下のようになります。

my-docker-app/
│── docker-compose.yml  # 複数のコンテナ管理（DB などを含む場合）
│── Dockerfile          # コンテナのビルド定義
│── .dockerignore       # 除外ファイル
│── app/                # アプリケーション本体
│   ├── package.json
│   ├── package-lock.json
│   ├── server.js
│   └── src/
│       ├── routes/
│       ├── controllers/
│       └── views/

3. 必要なファイルの詳細​

(1) Dockerfile（コンテナのビルド定義）​

# ベースイメージ（Node.js 18）
FROM node:18

# 作業ディレクトリの設定
WORKDIR /usr/src/app

# 依存関係のコピーとインストール
COPY package*.json ./
RUN npm install

# アプリケーションファイルのコピー
COPY . .

# サーバーを起動するポート
EXPOSE 3000

# コンテナ起動時に実行するコマンド
CMD ["node", "server.js"]

(2) docker-compose.yml（複数コンテナの管理）​

version: "3.8"
services:
  app:
    build: .
    ports:
      - "3000:3000"
    volumes:
      - .:/usr/src/app
      - /usr/src/app/node_modules
    environment:
      - NODE_ENV=development

(3) .dockerignore（不要なファイルを除外）​

node_modules
npm-debug.log
.DS_Store

(4) server.js（シンプルな Express アプリ）​

const express = require("express");
const app = express();

app.get("/", (req, res) => {
  res.send("Hello Docker!");
});

app.listen(3000, () => {
  console.log("Server running on port 3000");
});

4. 実行手順​

  1. Docker イメージをビルドする

    docker build -t my-docker-app .

  2. コンテナを起動する

    docker run -p 3000:3000 my-docker-app

  3. ブラウザで http://localhost:3000 にアクセス

  4. docker-compose を使う場合

    docker-compose up --build

5. 応用例（データベースとの連携）​

もし、PostgreSQL を追加したい場合は、docker-compose.yml に以下のように追加します。

services:
  app:
    build: .
    ports:
      - "3000:3000"
    environment:
      - NODE_ENV=development
      - DATABASE_URL=postgres://user:password@db:5432/mydatabase
    depends_on:
      - db

  db:
    image: postgres:14
    environment:
      POSTGRES_USER: user
      POSTGRES_PASSWORD: password
      POSTGRES_DB: mydatabase
    ports:
      - "5432:5432"

このプロジェクト例をベースにすれば、AWSやDocker Hubにデプロイすることもできます。何か他に知りたいことがあれば聞いてください！ 🚀