メインコンテンツまでスキップ

Difyをローカル環境で動かす手順

1. 前提条件

Difyをローカル環境で動作させるには、以下のソフトウェアが必要です。

  • Docker(最新版)
  • Docker Compose(Dockerに含まれる)
  • Git

すでにDockerがインストールされていることを確認してください。

docker --version
docker-compose --version

2. Dockerの基本構成

Dockerはコンテナ技術を活用してアプリケーションを実行します。基本的な構成要素は以下のとおりです。

  • Docker Daemon: コンテナを管理するバックグラウンドプロセス
  • Docker CLI: コマンドラインインターフェース
  • Docker Image: コンテナを作成するためのテンプレート
  • Docker Container: 実際に実行されるアプリケーションのインスタンス
  • Docker Compose: 複数のコンテナをまとめて管理するツール

3. Difyのリポジトリをクローン

git clone https://github.com/langgenius/dify.git
cd dify

4. 環境変数の設定

.env.example.env にコピーして編集します。

cp .env.example .env

適宜、必要な環境変数を設定してください。

5. Docker Compose で起動

docker compose up -d

コンテナが正常に起動したか確認します。

docker ps

6. アクセス確認

ブラウザで http://localhost:3000 にアクセスし、Difyの管理画面が表示されることを確認してください。

7. 主要なDockerコマンド

コマンド説明
docker ps起動中のコンテナを一覧表示
docker imagesローカルにあるDockerイメージを一覧表示
docker logs <コンテナ名>指定したコンテナのログを確認
docker exec -it <コンテナ名> /bin/shコンテナの中に入る(シェルを開く)
docker stop <コンテナ名>コンテナを停止
docker rm <コンテナ名>コンテナを削除

8. Dockerがアクセスするファイル・フォルダ

パス説明
/var/lib/dockerDockerのデータが格納されるディレクトリ
/var/run/docker.sockDocker Daemonとの通信に使用されるソケットファイル
docker-compose.ymlコンテナの設定ファイル(Difyの場合)
.env環境変数を定義するファイル

9. トラブルシューティング

9.1 Dockerデーモンが起動していない

Cannot connect to the Docker daemon at unix:///var/run/docker.sock.

このエラーが出た場合、Dockerを手動で起動してください。

open /Applications/Docker.app

9.2 コンテナのログを確認

エラーの詳細を確認するには、以下のコマンドを実行してください。

docker compose logs -f

10. Difyの停止

Difyを停止するには、以下のコマンドを実行します。

docker compose down

以上の手順で、Difyをローカル環境で動作させることができます。